古物商許可を取得して中古品販売などを始めたい方にとって、
「申請してから許可が出るまで何日かかる?」
「いつから営業を始められる?」
「開業予定日に間に合う?」
という点は気になるところです。
古物商許可は、申請したその日に許可が出る手続ではありません。
申請書類を準備し、申請を行った後、審査を経て許可を受けることになります。
この記事では、奈良県で古物商許可を申請する場合を中心に、申請から許可までの期間と基本的な流れを解説します。
古物商許可は申請当日に取得できるわけではありません
古物商許可は、申請書類を提出すればその場で許可される手続ではありません。
申請後に審査が行われ、その結果、許可を受けることになります。
そのため、
「来月から中古品販売を始めたい」
という場合は、営業開始予定日から逆算して準備することが大切です。
奈良県の標準処理期間
古物商許可について、警察庁のモデル審査基準では、標準処理期間を「40日以内で各都道府県警察の実情に応じた期間」としています。
標準処理期間は、申請が正式に受理された後、行政庁が処分をするまでの標準的な期間を示すものです。
そのため、
「申請してから必ず40日で許可が出る」
という意味ではありません。
また、申請前の書類準備にかかる期間は、この審査期間とは別に考える必要があります。
実際には「準備期間」も考えておく必要があります
古物商許可を取得するまでの期間を考えるときは、審査期間だけを見るのでは十分ではありません。
例えば、
- 事業内容を整理する
- 営業所を決める
- 管理者を決める
- 必要書類を集める
- 申請書を作成する
- 警察署へ申請する
- 申請後の審査を受ける
という準備があります。
特に、営業所や管理者がまだ決まっていない場合は、申請前の準備にも時間がかかることがあります。
そのため、営業開始時期が決まっている場合は、できるだけ早めに準備を始めることをおすすめします。
古物商許可取得までの基本的な流れ
古物商許可の取得までのおおまかな流れは、次のとおりです。
- 古物営業を行う事業内容を整理する
- 営業所を決める
- 管理者を決める
- 必要書類を確認する
- 申請書類を準備する
- 管轄する警察署へ申請する
- 審査を受ける
- 許可後、営業を開始する
申請内容によって確認する事項は異なるため、すべての方が同じ準備になるとは限りません。
まず事業内容を整理します
最初に、
「どのような古物を取り扱うのか」
「どのように仕入れるのか」
「どのように販売するのか」
を整理します。
例えば、インターネットを利用して中古品を販売する場合と、店舗で中古品を販売する場合では、事前に確認する事項が異なることがあります。
これから事業を始める方は、許可申請だけでなく、実際の営業方法まで整理しておくことが大切です。
営業所を決めます
次に、古物営業を行う営業所について整理します。
自宅を営業所として使用するケースもありますが、営業所については実際の事業内容や使用状況などを確認しておく必要があります。
賃貸物件の場合は、古物商許可とは別に、賃貸借契約や管理規約などについても確認しておきましょう。
営業所について詳しくは、こちらの記事で解説しています。
[古物商許可の営業所とは?自宅でも取得できる?]
管理者を決めます
古物商は、営業所ごとに管理者を1人選任する必要があります。
個人の場合は事業主本人が管理者になるケースがあります。
法人の場合は、代表者が管理者を兼ねる場合もあれば、別の役員や従業員を管理者にする場合もあります。
営業所と管理者の関係を整理したうえで、申請準備を進めます。
必要書類を確認します
古物商許可の申請では、申請者や法人役員、営業所の管理者などについて必要な書類を準備します。
個人と法人では必要書類が異なります。
また、ホームページ等を利用する場合など、事業内容によって追加で確認する書類があります。
必要書類については、こちらの記事で詳しく解説しています。
[古物商許可の必要書類を個人・法人別に解説]
申請書類を準備します
必要な書類を確認したら、古物商許可の申請書を作成します。
申請書には、申請者の情報だけでなく、営業所や取り扱う古物の区分など、申請内容に応じた事項を記載します。
法人の場合は、法人に関する情報や役員についても確認が必要です。
記載内容に誤りや不足がないよう、実際の営業内容と照らし合わせながら準備することが大切です。
管轄する警察署へ申請します
申請書類の準備ができたら、主たる営業所の所在地を管轄する警察署へ申請します。
奈良県で申請する場合も、主たる営業所の所在地を基準に申請先を確認します。
申請前に、必要書類や受付方法などについて管轄警察署へ確認しておくとよいでしょう。
申請方法や申請先については、こちらの記事で詳しく解説しています。
[古物商許可の申請方法と申請先を解説]
申請後に審査が行われます
申請書類を提出すると、審査が行われます。
この審査には一定の期間が必要です。
そのため、
「申請したから、すぐに営業を始められる」
というわけではありません。
営業開始時期が決まっている場合は、許可を受けるまでの期間を考えて事業計画を立てることが重要です。
許可後に営業を開始します
審査の結果、古物商許可を受けた後に、古物営業を開始することになります。
「いつから営業を開始できるのか」は、事業を始める方にとって重要なポイントです。
そのため、許可申請だけでなく、営業開始までに必要となる準備もあらかじめ整理しておきましょう。
営業開始予定日から逆算して準備しましょう
例えば、
「10月から中古品販売を始めたい」
「新しい店舗で古物営業を始めたい」
など、営業開始の予定が決まっている場合は、早めに準備を始めることが大切です。
特に、
- 営業所が決まっていない
- 管理者が決まっていない
- 必要書類をまだ確認していない
- 法人設立と同時に古物商許可を取得したい
といった場合は、申請前の準備にも時間が必要になります。
「審査期間だけ」を見て予定を立てるのではなく、申請準備にかかる時間も考えておきましょう。
古物商許可を早く取得したい場合に大切なこと
古物商許可の審査そのものを申請者が短縮できるわけではありません。
そのため、申請前にできる準備を進めておくことが重要です。
例えば、
- 営業内容を決めておく
- 営業所を整理しておく
- 管理者を決めておく
- 必要書類を確認しておく
- 申請書に記載する内容を整理しておく
といった準備です。
申請内容に不明な点がある場合は、早い段階で確認しておくとよいでしょう。
申請から許可までの期間が気になる方へ
古物商許可を取得したいものの、
「営業開始予定日に間に合うか分からない」
「いつ頃から準備すればいいのか分からない」
「申請前に何を決めておけばいいの?」
という方もいらっしゃいます。
弊所では、これから行う事業の内容や営業所、管理者などを確認しながら、古物商許可の申請に向けて準備すべき事項を整理します。
まだ申請書類を集めていない段階でもご相談いただけます。
「いつ頃から何を準備すればいいのか確認したい」という方も、まずはご相談ください。
